海外からの救援隊も支援を中止し,帰国へ
下記の記事が出ている。
Germany asks its nationals in Tokyo to leave Japan
hindustan times: March 17, 2011
http://www.hindustantimes.com/Germany-asks-its-nationals-in-Tokyo-to-leave-Japan/Article1-674495.aspx
もし私がその国の首相なら,当然そうするだろう。
ただし,もしこのブログの記事を海外の誰かが読んでいるとしたら,考えて欲しいことがある。
それは,東京は,福島原発から300キロ近くも離れているということだ。
それでも帰国させるということは各国の原発から半径300キロの範囲内にある地域は危ないということを国家として認めたということを意味する。
それはそれでかまわない。各国の判断だ。
しかし,それぞれの国において,現に原発があるところから半径300キロの範囲で地図上で円を描き,安全なところが残る国はほとんどないということを理解してほしい。もちろん日本にもない。まして,日本よりも狭い国土しかない国が大多数を占める欧州ではそうだ。
要するに,原子力発電と付き合いながらやっていこうとする限り,この地球上で安全なところなどほとんどないということを意味する。
我々は,逃げようとしても安全な避難先などどこにもないという状況の下で生きているということを認めるべきた。
その上で,いかに生きるかを考えないと駄目だ。
なお,これ以外にも,手続上の不備がいろいろあり,海外からの救援隊が活動しにくい状況があるようだ。日本の役所は最初から機能重視にできておらず,誰も責任をとりたくないという心理にさせるような人事評価が普通であることがこのような結果を招いているのかもしれない。日本が再生するためには,公家システムとの決別が必要だ。
Japan earthquake: UK rescue team 'foiled by red tape'
BBC: 16 March 2011
http://www.bbc.co.uk/news/uk-12756366
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(余談)
この記事を書くためにPCを使用している。電気を食う。
しかし,大規模停電を避けるため,節電しなければならない。
私は,電気消費量の多い暖房関係等のスイッチを全部オフにしている。暖房なしなのでとても寒い。寒さをしのぐため,綿入れなどをいっぱい着込んでいる。
それでも,もし可能であるならば,このPCを通じてブログを書き続けたいと思っている。
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