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2011年3月29日 (火曜日)

福島原発の事故は,国会の場では想定されていたが,保安院は無視していたようだ

下記の記事が出ている。

 国政の場で指摘されていた 福島第一原発への「不安」
 東洋経済オンライン: 11/03/26
 http://www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC/fe2850f53fedccdefb3d90f747346430/

このようなやりとりをみていると,国には予見可能性が十分にあったと判定せざるを得ない。

つまり,(東電に損害賠償責任があることは当然のこととして)国もまたダイレクトに損害賠償責任を負うということになりそうだ。

現行法上,当時の国務大臣や保安院の構成員に対する損害賠償責任を問うことは難しいと解されるが,少なくとも社会的責任は果たさないといけないと思う。

保安院がさっさと福島第一原発の廃止を決めていれば,今回のようなレベルでの事故の拡大を防げたことは確実だったと思われるからだ。

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