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2011年3月17日 (木曜日)

何か変だ

パニックになって関西から更に西日本に避難する人々がいるらしい。おそらく,原発のない地域に移動しようということなのだろうと思う。今回の原発トラブルによる影響はひどく大きい。

中には鹿児島まで避難している人があるとのこと。

しかし,鹿児島と聞いてちょっと変だと感ずる人は健全な頭脳の持ち主だ。

火山活動が活発化している。

少し前までは,霧島方面での火山活動や火砕流被害に関する報道がひっきりなしになされていたものだった。マスコミは,よほどヒステリックでショッキングな映像を好むようだ。趣味が良くない。そのような報道は,今回の大震災によって全部吹き飛んでしまった。同じように地震被害にあったニュージーランドのクライストチャーチの地震に関する報道も一切ないと言って過言ではない。なぜここまで金太郎飴になってしまうのか理解に苦しむが,事実としてはそうだ。

今回の地震の関係だけをみても,津波の警報が発せられたのは東北地方だけではない。日本の太平洋岸全域と日本海側のほぼすべての地域が対象になっていたはずではないか。

私が言いたいことは,要するに,どこに避難しても「いつ大災害発生するかわからない」という点において,実は地球上の全ての地域に差はないということだ。

その意味で,神は本当に公平だ。

とはいえ,西日本で連鎖的に大地震が起きる確率は相当低いだろうと思う。

だから,パニックになって軽挙妄動に走ることは,懸命なことではない。

冷静に対処すべきだと思う。

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