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2011年3月19日 (土曜日)

自動車のコンピュータには重大な脆弱性があるかもしれない

私の自宅がある地域では,最大で震度6以上の揺れが何度かあった。立っていられる状態ではなかった。室内では本棚が倒れ,様々な雑貨等が散乱し,食器等が壊れた。そして,自宅の屋根も壊れた。

しかし,どうもそれだけではなかったようだ。

自動車のコンピュータの調子が一時的におかしくなった。

運転席から角度を操作できるドアミラーはとんでもない方向を向いており,調整しなければならない状態になっていた。エアコンの設定などが全部おかしくなっており,再度設定しなおさなければならない状態になっていた。そして,無線で開錠しようとしてもなかなか開錠することができず,エンジンもかかりにくくなっていた。

その後,どうにか開錠して電子キーを入れてエンジンをかけた後,すべての設定をデフォルトに戻した上で調整しなおしたところ,全部復旧した。

その原因について,可能性としては,3つ考えられる。

1) 自動車のコンピュータ及びそれによって制御される機器類は大きな振動に弱い

2) 誰かがガソリン泥棒等の目的で電子的な開錠を試みた; または

3) 電子キーに不具合がある

この3つのうちのどれであるかは特定できない。

しかし,自動車のコンピュータには何らかの脆弱性があり得ることを示唆するのに十分ではないかと思う。

自動車会社各社は,震度5~7程度の地震振動を5~10分程度継続して受けるによって自動車の自動制御系などに支障が発生しないかどうか,大至急検討する必要があるのではないかと思う。

高速走行中に大地震と遭遇し,上記のようなトラブルが発生したといった状況を想像すると,背筋が寒くなる。

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