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2011年3月14日 (月曜日)

休校中になすべきこと

被災地の学校はもちろんのこと,被災地でなくても震災の関係で休校を決めた学校が多数ある。これはこれでやむを得ない措置だと思う。

ところで,休校している学校はもちろんのこと,そうでない学校でも現時点でやっておくべきことがあると考える。

学校の多くは,災害時の避難場所に指定されていたり,毛布や非常食などの緊急援助物資の保管場所となっているところが多い。

被災地では現実の必要に迫られており,おそらく在庫が空になってしまっているところが多いと思われるが,被災地でない学校でも,大至急,緊急援助物資の数量及び保管状況などの確認,配給体制などの確認,要員の手当てができない緊急時における二次的・三次的な要員確保計画の点検等をしておくべきだと思われる。

それは,一つには,被災地に対して緊急援助物資を送る必要性が生ずるかもしれないからであり,もう一つには,現時点で被災地になっていないところでも,今後の余震の動向次第では被災地になってしまうところが出てくる可能性が全くないとはいえないからだ。

計画どおりに進められる防災訓練と異なり,現時点でなすべきことはまさに実戦なので,想定外のことがいっぱい出てくるだろうと思う。訓練であればやったことにして終わりにすることができることでも,実戦ではそういうわけにはいかない。

だから,実戦訓練のつもりで,防災対策の確認・点検を緊急に実施し,そして,うまくいかないところがみつかれば対策を策定すべきだと思う。

以上は,各地域の公民館等についても同じだ。

なお,実戦では,携帯電話,電話,インターネット等の通信機能が一切使えないという事態を想定しなければならないことを付言しておく。

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