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2011年3月24日 (木曜日)

ヒマワリには土壌の放射線除去能力があるか?

下記の記事が出ている。

 How to prevent nuclear radiation? Sunflowers can preventing nuclear radiation
 Vancouver Chiropractor Kilian Chiropractic: March 14, 2011
 http://www.kilianchiropractic.com/blog/2011/03/how-to-prevent-nuclear-radiation-sunflowers-can-preventing-nuclear-radiation/

真偽のほどは判断できない。

なお,仮にヒマワリの放射線物質吸収率が高いとして,問題は,放射線物質を吸収したヒマワリをどのように処分するかにかかっているだろうと思う。

償却すると,放射性物質を再び空気中に拡散させてしまうことになってしまう。

現在,汚染された野菜でもそうなのだが,どこか1箇所にまとめて埋める処分を行政が計画的にやらないと逆に大変なことになってしまう危険性がある。

なお,放射性物質を吸収した後のヒマワリの種子には放射性物質が蓄積している可能性が高いので,絶対に食用にしてはならない。

[追記:2011年9月15日]

農林水産省による実験の結果,ヒマワリには放射性物質を吸収する特性はないということが確認されたようだ。

 ヒマワリにセシウム吸収期待できず
 ナショナルジオグラフィックス: 2011年9月15日
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=00020110915001

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コメント

北方謙四さん

コメントありがとうございます。

ヒマワリに限らないのですが,せっかく植物に汚染物質を吸収させても,その後の取扱いを誤ると再循環させるだけですから,やはり誰かがリーダシップをとって計画的に処理するようにすべきだと思います。

これは放射能の問題だけではなく,その他の化学物質の土壌汚染の場合でも同じです。植物の中にはとても強くて土壌改良のために用いることのできるものがあります。いわば汚染除去のための生物利用の一種として理解することができるでしょう。米国では,その関連の植物特許が既に多数存在します。その場合でも,「問題となる土地の土壌の汚染を解決しておわり」ではなく,植物が吸収した汚染物質の最終処理をきちんとやらなければなりません。

焼却によって問題なく処理できる場合には焼却すれば良いでしょう。そうでない場合には,別の方法を考えなければなりませんね。

投稿: 夏井高人 | 2011年3月25日 (金曜日) 05時58分

ひまわりの栽培後の残渣処理、おっしゃるとおりだと思いました。
無肥料栽培農家では植物残渣を絶対に畑に戻しません。汚染されていない土壌でさえ、植物が吸収した微量の毒素がありますから、それを嫌うわけです。
必ず、一部の前衛的な農家から土壌浄化の動きがはじまると思います。

投稿: 北方謙四のお悩み相談室 | 2011年3月24日 (木曜日) 21時47分

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