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2011年3月21日 (月曜日)

思慮と配慮の足りないボランティア志望者による弊害

下記の記事が出ている。

 モンスター・ボランティアにならないために心得ておきたいこと
 産経ニュース: 2011年3月19日
 http://topics.jp.msn.com/otoko_blog/other/article.aspx?articleid=537257

全く同感だ。

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(余談)

平素,自衛隊を非難する政党や評論家などもいる。しかし,私は,今回に限らず,震災対応のために出動し,厳しい条件下で活動する自衛隊員は立派だと思っている。

そして,そのように必要に応じていつでも出動し活動できるようにするためには,平素から自衛隊のために要する予算を確保することは当然のことだとも思う。

簡単に言えば,緊急時に必要なリソースを自衛隊のための予算によって平素から貯蓄しておくようなものだ。

このことを理解しなければいけない。

日本国の自衛隊は,日本国憲法により,対外的な侵略戦争をすることのない軍隊として組織されている。あくまでも,国防のための組織であり,その国防とは,外国からの侵略に備えることだけではなく,大規模災害に適切に対応して国民を守るということも含まれる。

今回の震災では,大きな余震が続き津波の再襲来もあり得るというシビアな状況にあるだけではなく,原発のトラブルも重なるというとんでもなく危険な環境の下で黙々と緊急活動を遂行している。

「税金でまかなっているのだから当然だ」と考える人もいるだろう。

しかし,自衛隊員も人の子だ。怖いものは怖いし,辛いことは辛い。

それでも職務を遂行し続けていることを理解するのでなければ,人間としてどうかと思う。

私は,素直に,自衛隊の活動に感謝し,敬意を表したいと思う。

同様に,とんでもなく過酷な条件の下で極めて重要な任務を遂行し続けている消防及び警察関係の人々,そして,米軍を含め海外から派遣されて活動している緊急部隊等の人々にも心から感謝し,敬意を表したい。

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