真の政治家とは?
私の理解によれば,真の政治家とは,「自分が,他の誰よりも,どの分野についても,全くの素人であるということを明確に自覚・認識している者」だ。そして,同時に,「人を使う」能力に長けていなければならない。豊臣秀吉にしても,徳川家康にしても,それぞれ個性が異なるが,その能力において秀でていたことを否定する者はないだろう。
そのように認識できている者は,平素から優れたブレーンを構築することを心がける。
どんなに優れた者であっても,人間の能力には限界がある。
まして,国政全体となると,世界で最高に優れた頭脳をもってきたとしても到底処理可能なレベルの分量ではない。
だから,「自分は無能だ」という自覚が最も大事になる。
真に役立つブレーンは,必要なときになって急に求めても探せるものではない。
あわてて探しても,火事場泥棒のような人材しか集まってこない。
ついでに付言しておくと,「政治主導」とは,政治家が責任を持つということを意味するのであって,政治家に能力があることを認めさせるということを一切意味しない。むしろ逆で,政治家は無能であることを素直に認めたうえで,自分が責任を持つことを前提に,いかに優れた人材を起用するかということが政治主導の基本であるはずだ。
履き違えている人がいるかどうかは知らないが,いないことを祈る。
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