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2011年3月10日 (木曜日)

電磁波遮蔽品の導入義務化と大量生産の提案

このブログでは,スマートフォン等によって企業秘密が盗まれ無線通信で伝送されてしまう事例を紹介したり,産業面・軍事面での電磁波の影響等について触れたりしてきた。

通信ケーブルについては光ケーブルの採用によってどうにか乗り越えられる問題かもしれない。

しかし,PCなどの電子装置に対する電磁波の影響を防止しなければ,どうにもならない。強い電磁波攻撃が外部からなされた場合,PCやサーバが機能できなくなり,最悪の場合には物理的に破壊されてしまうことさえあることはよく知られている。

そこで,重要な業務を遂行する室内では,無線通信を完全に遮断するような仕組みが必要となる。

現在,最も普通に利用されているのは干渉波を利用したジャミング装置だ。

しかし,電波法に定める無線局の免許を取得する必要があるなど,若干面倒な部分がある。

そこで,恒久的に電磁波を遮断する必要な部屋等で安価にそれを実現するための方法を提案することにする。

それは,微細な電磁波吸収メッシュ(伝導体メッシュ等)を織り込んだ壁紙や壁用ペイント類,微細な電磁波吸収メッシュを組み込んだ窓ガラスや窓ガラス用フレーム(網戸のようなもの)といった電磁波遮断用製品を開発・導入することだ。カーテン類も考えられるが,産業スパイが内部から外部へ無線通信をすることを妨げることができないという欠点がある。

そのようなものを安価に提供するためには,大量生産が必要となる。

大量生産を実現するには,行政法規により,機密性の高い業務を遂行する部屋では電磁波の出入りがないような設備とすべきことを定め,義務化すればよい。罰則までは必要ないだろう。なお,現在の政治情勢の下ではどのような法律も可決されない可能性が高いので,法律ではなく行政レベルのガイドラインで対処せざるを得ないかもしれない。

そして,裁判所としては,そのような設備のないところで業務遂行されている場合には,機密性の物理的管理ができていないという意味で営業秘密を認めないという判断をすれば良い。

なお,電磁波の身体に与える悪影響については,最近,これを肯定する見解がやや強くなってきている。そのことはこのブログでも何回も紹介したとおりだ。ただし,確定的な見解はまだない。

それでも心配だという人は,自宅の一室を上記のような電磁波遮断用具で無電磁波室に改装し,その中で暮らせばよい。携帯電話が使えなくなるが,携帯電話それ自体から電磁波が出ているので,そのような人は携帯電話を使うべきではない。

もしかすると,電磁波を遮断することだけで,難病と呼ばれている原因不明の疾病の中のいくつかが解消してしまうかもしれない。

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