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2011年3月14日 (月曜日)

海外から駆けつけてくれた救援部隊の報道をみかけないが・・・

なぜなのかわからない。

原発トラブルがあることを知っているはずだ。正直な気持ちとして,不安のない人は一人もいないだろうと思う。そのことは,米国の精鋭海兵隊員であっても全く同じだと思う。

それでも救援支援のために駆けつけてくれた各国の人々には,日本国民の一人として心から御礼申し上げる。

併せて,大変な困難と危険の中で救助活動等を遂行している自衛隊員,警察官,消防署員,関連機関の職員などの皆様にも心から感謝の意を表したい。

私自身も被災者だし,近親者を含め親戚の多くが被災者であり,遠縁の親類や親しい友人の中には重大な被災者もある。そして,私は,継続的な余震の中で不安な毎日を送っている。だが,東北地方の重大な被災者のことを思うと,自分でどうにか対処可能な範囲内にあると理解しているし,そうしている。

一日でも早く,一人でも多くの方を救ってほしい。

[追記:2011年3月15日]

マスコミは全然あてになりそうにないので(例:産経ニュースは,ロイターの写真をコピペしているだけ。),もし近隣で海外からの救援隊の姿を見かけたら,それが可能である限り,写真を撮り,TwitterやYouTubeなどに流したらよいのではないかと思う。救援隊を送り出した本国の家族や同僚たちは,(当然,原発トラブルのことも知っているだろうから)きっと不安な気持ちをもっているだろうと想像する。海外からの救援隊が元気で活躍している姿の写真をWeb上で観ることができるようにするだけで,立派に,民間レベルでの外交(国際親善)に寄与していることになると思う。

[追記:2011年3月15日15:10]

やっとそれらしき報道が出るようになってきた。

 支援申し入れ100カ国超える 過去最大
 産経ニュース: 2011.3.15
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110315/dst11031512460052-n1.htm

[追記:2011年3月15日16:03]

関連記事を追加する。

 米軍、東日本大震災で救援活動強化
 産経ニュース: 2011年3月15日
 http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/wsj-20110315-0315005/1.htm

[追記:2011年3月16日11:10]

関連記事を追加する。

 海外メディアはどう報じているのか? 東日本大震災の衝撃
 産経ニュース: 2011年3月15日
 http://money.jp.msn.com/newsarticle.aspx?ac=IT20110315011&cc=07&nt=25

[追記:2011年3月26日]

関連記事を追加する。

 仙台空港、復旧に向け急ピッチ
 産経ニュース: 2011.3.24
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110324/dst11032417060047-n1.htm

 仙台空港 復興の陰に在日米軍の尽力
 産経ニュース: 2011.3.25
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110325/dst11032521520105-n1.htm

 支援活動で米軍関与拡大へ=航空輸送能力を活用-東日本大震災
 時事通信: 2011/03/24
 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011032400664

[追記:2011年3月27日]

関連記事を追加する。

 米軍救援活動に密着 命懸け「トモダチ作戦」
 産経ニュース: 2011.3.27
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110327/dst11032700550004-n1.htm

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コメント

furunosさん

ボランティアの方々についてもあまり報道されませんね。

マスコミのキャパシティの問題はあると思います。民放のキャパシティは,物的にも人的にもかなり小さいです。多くを望むことが最初から間違いかもしれません。全国紙の新聞であってもそうです。

そのような前提で考えてみても,やはり,海外からの救援隊の活動についての報道がないということは,日本のマスコミには①傲慢であり,素直に感謝する気持ちをもてない人間が多い,②自己中心的であり,価値の多様性を認めない人間が多い,③それでいて横ならび主義であり,報道に多様性がない,④その結果,金太郎飴のような報道ばかりになる一方で,⑤他方では,報道の公平性・客観性が失われてしまうという重大な問題点があることを見事に証明する結果になっていると思います。

こうやってみていると,(逆パターンになりますが)日本人の活躍について伝える日本のマスコミ報道などについても,全然信じられないということになりますね。

公平で客観的な報道であるかどうかは,このようなことからもわかるわけです。

誰かごく少数の者の好みや考えだけで当該局の番組構成や報道姿勢などがすべて決められてしまうのでしょうか。もしそうだとすれば,公平な報道も客観的な報道も成立の余地がありません。自分の好む素材だけをつまみ食いすれば偏食になります。それがいかに悪影響を及ぼすことになるかは,誰でも理解できることだと思います。

それはさておき,海外から救援に来てもらえるとうだけで本当にありがたいことです。日本が世界から見捨てられていないということの証拠にもなると思います。素直に感謝し,敬意を表する意味でも海外からかけつけた救援隊の活動を報道すべきでしょう。

海外の救援隊員も人の子の一人であり,家族がいます。遠くはなれた場所で,救援活動をしている救援隊員の無事を祈ると同時に,1人でも多くの人命を救う活動に従事できることを期待し,そのことにプライドをもっている家族などが大勢いるはずです。本人もその家族も,危険な仕事に従事していることについて「ひとりの人として名誉なことだ」という気持ちをもっているはずですし,また,自国の国民としての誇りをもっているはずです。そのような人々のためにも,ちゃんと取材し,報道すべきだと思います。

投稿: 夏井高人 | 2011年3月15日 (火曜日) 05時53分

私も救援部隊に関する報道がなく、マスコミによる報道の多様性のなさに驚いています。海外からの救援部隊もそうですが、私の地元から救援のために出かけていった人達はどのように活動しているのだろうか、など知りたいと思っています。

投稿: furunos | 2011年3月15日 (火曜日) 00時33分

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