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2011年3月 5日 (土曜日)

Google検索で低価格サービス広告を悪用した詐欺が見つかる

下記の記事が出ている。

この記事で紹介されている例は,British Airwaysの低価格料金受付用の電話番号宣伝広告だ。一見まともそうに見えるが,Google検索でこの表示を見た利用者(Guardianの表現では「愚かな顧客」)が,本物と信じて電話をかけると,とてつもなく高額の国際電話につながってしまい,あとからその料金が請求されるという仕組みになっているらしい。もちろん,誰かが電話料金の全部または一部の支払いを受けるためにつくられた仕組みなので,詐欺(Scam)の一種と言える。

日本でも,かつて,同種の事件が起きたことがある。

今後も起きるだろう。

自分のPC上では,どの通信経路をたどっているのかを表示することができないのが普通なので(←技術的に不可能という意味ではない。),そういうことが起きる。

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(余談)

今後,ブラウザなどで,必要に応じ,通信経路を表示する機能が付加されるべきだし,高額な国際電話等に接続しようとしている際には警告を発する機能が付加されるべきだろう。

そのような機能によって,例えば,自社のライバル会社や敵対会社のサーバを経由しているかどうか(←経由サーバそのものがスパイ機能を持っていることがあり得る。日本国の電気通信事業法に違反するものかどうかとは全く関係なしに,スパイ行為が実行される。国外のプロバイダの場合,日本国法を適用しようがないのが普通。)を確認することができる。その他,何らかの形で自分の通信を監視・盗聴するための装置やサーバを経由するようになっている場合には,その事実を発見することもできるだろう。企業内等において,情報セキュリティの目的でモニタリングが実施されている場合,監視装置を経由して外部と接続しているという事実を,むしろ積極的に画面表示すべきだと思う。

そして,どのように設定変更をしてもそのサーバに自動的に接続されてしまう場合には,アクセスプロバイダの契約を解除して別のプロバイダと契約するなど,利用者の側で自衛策を講ずることが可能となる。

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