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2011年3月23日 (水曜日)

AT&Tの利用者がFacebookを利用しようとすると,中国の政府系プロバイダの装置を強制的に経由させられる現象が発生

強制的にタッピングさせられるように何かが起きた模様だ。

 Facebook traffic mysteriously passes through Chinese ISP
 Register: 23 March 2011
 http://www.theregister.co.uk/2011/03/23/facebook_traffic_china_telecom/

パブリッククラウドのようにリソースをWebから提供するサービスでは,こういうことがどんどん起きる可能性がある。何しろ,利用者にみえているのは仮想のサーバだけであり,そのバックボーンがどうなっているのかは全くわからない。

ちなみに,AT&Tのシステムは,全体としてクラウド化していると考えてよい。

企業の防衛策としては,機密性の高い情報については,Web上のディスクに記録したり,Web上のアプリケーションで処理することを一切禁止することが必要であり,かつ,最も機密性の高い情報については非電子的な方法で取り扱う必要がある。


[このブログ内の関連記事]

 AT&TにおけるiPad利用者情報漏洩事件は,クラウドコンピュータのセキュリティ上の問題が原因ではないかとの指摘
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/attipad-8302.html

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