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2011年2月22日 (火曜日)

中国:Appleの工場労働者が,経営陣に対し,工場内での化学汚染被害の防止策を講ずるよう要求

下記の記事が出ている。

 Chinese workers urge Apple to act on n-hexane poisoning
 Guardian: 22 February 2011
 http://www.guardian.co.uk/world/2011/feb/22/chinese-workers-apple-nhexane-poisoning

iPhone等のタッチスクリーンの製造工程では様々な化学物質が用いられており,それが工場労働者を汚染して健康被害を発生させていることが問題となっていた。今回,防止策の要求の対象となっているのは,ノルマルヘキサン(n-hexane)のようだ。

労働者が要求したとの記事になっているが,おそらく中国政府の意思とみるべきだろうと推測される。公害や健康被害の発生を防止すべきことは当然のことなので,要求それ自体としては正当なものだと考える。

公害の輸出は許されない。中国に進出している日本企業も「明日はわが身」と考えるべきだろう。

ただし,今後,この問題がどのように解決されるかは不明で,かなり興味深い結果が待っているかもしれない。


[追記:2011年2月23日]

関連記事を追加する。

 Workers Sickened at Apple Supplier in China
 New York times: February 22, 2011
 http://www.nytimes.com/2011/02/23/technology/23apple.html


[このブログ内の関連記事]

 Appleが,中国にある製造工場で児童が就労していた事実を認める
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/apple-58b2.html

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