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2011年2月19日 (土曜日)

Appleの新聞電子配信に独占禁止法違反の疑い

下記の記事が出ている。

 Pressure mounts over Apple's 30% subscription charge
 BBC: 18 February 2011
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-12491883

大きなジレンマがある。

囲い込みをしなければ電子出版による利益を確保することができない。しかし,囲い込みをすれば独占禁止法に抵触する。

つまり,大きな利益をあげるという前提での電子出版における囲い込みというビジネスモデルは,ビジネスモデルそれ自体として違法であるのかもしれない。

なお,全体としてみると,一般に,ネット上でのコンテンツ配信やサービス提供を有償で行うというビジネスは,既に破綻しているかもしれないと思うようになってきた。そして,破綻させないようにするためには,どうしても囲い込みが必要になるが,そうすると独占禁止の問題を避けることができない。基本的に自己矛盾のあるビジネスモデルなのかもしれない。

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