CO2を削減するのではなく産業化することが大事
下記の記事が出ている。
ノーベル化学賞の根岸氏、CO2削減の温暖化対策「発想の転換必要」
産経ニュース: 2010.12.7
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101207/erp1012072037010-n1.htm
全く同感だ。
一般に,光合成の研究が進まないのは,それを嫌う農業輸出大国の国内産業保護政策のようなものがあるからかもしれない。
しかし,世界の飢餓を救い,現在の産業構造を変革するために,光合成と窒素固定が非常に重要なキーワードとなることは疑うべき余地がない。
光合成と窒素固定は,ある意味で,永久機関のような機能をもっていると理解することもでき,とりわけ資源の乏しい国にとっては非常に重要な技術であると言える。
なお,私は,地球温暖化仮説を支持しているわけではないことを付言しておく。
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(余談)
CO2削減を声高に主張する人々の中には,無理と不勉強に基づくヒステリックな反応としてそのようにしている人が決して少なくないということは公知の事実だ。
問題は,CO2削減などできるわけがないし意味のあることでもないことを百も承知でそのような主張をしている人々だ。彼らの中には,CO2排出権ビジネスで金儲けをするために地球温暖化説とCO2犯人説に固執せざるを得ない人々が多数含まれている。このこともまた公知の事実だ。
そして,そのような金儲け主義者がスポンサーになっているために,マスコミが地球温暖化説に迎合しCO2の削減を大々的に宣伝してきたこと,そして,議員の多くが無知で不勉強であるか,または,金儲け主義者からのおこぼれ頂戴で自分も利得を得ようという私利私欲から地球温暖化説を支持してきたのではないかと推測される。
京都議定書は,そのシンボル的な存在だと思う。
そして,米国がなぜ京都議定書に同調しないのかを理解する上でも非常に重要なポイントなのではないかと思う。
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