« IBMがナノコンピュータの世界へ更に一歩を進める | トップページ | 米国:2011年はクラウドコンピューティングの年か? »

2010年12月27日 (月曜日)

オープンインターネットは終焉を迎えつつあるのか?

下記の記事が出ている。

 Is this the beginning of the end for the open internet?
 Guardian: 26 December 2010
 http://www.guardian.co.uk/technology/2010/dec/26/net-neutrality-networker-john-naughton

夏井高人『ITビジネス法入門』(Tac出版)の中でも示唆しておいたように,「集中化」が様々な疑問を生じさせる根源にある。

ランダムでアドホックな結合体としてのネットワークシステムをもってオープンインターネットと呼ぶのであるとすれば,それはたしかに終焉を迎えてしまった(←過去形)と言えるだろう。物理層はブロードバンドと呼ばれる寡占に置き換えられているし,ビジネスモデルという局面ではクラウドと呼ばれる囲い込みのさなかにある。

憲法学の領域の問題としては,数十年前に流行った「第4の権力論」をもう一度呼び戻す必要があるかもしれない。

契約法の領域の問題としては,消費者保護的な発想を極限まで拡大し,およそ利用者であればすべて包含するような利用者保護法制を構築する必要があり,そのための国際条約の締結が求められるようになるだろう。

不法行為法の領域の問題としては,動産である製造物の供給の場合だけではなく,役務提供の場合をも含めたものとしての不完全履行に対する無過失責任法制の構築と,そのための国際条約の締結が議論されるべきだと考える。

|

« IBMがナノコンピュータの世界へ更に一歩を進める | トップページ | 米国:2011年はクラウドコンピューティングの年か? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« IBMがナノコンピュータの世界へ更に一歩を進める | トップページ | 米国:2011年はクラウドコンピューティングの年か? »