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2010年11月17日 (水曜日)

クレジットカード機能のあるRFIDスキーパスポート(シーズンチケット)から,スキー場の従業員が利用者の個人データを大量に盗み出すという事件が発生

下記の記事が出ている。

 RFID use raises on-slope privacy concerns
 ESPN: November 16, 2010
 http://sports.espn.go.com/action/news/story?id=5810585

管理者側の中に加害者がいる場合にはどうにもならないという当たり前のことを示す事例だというだけではなく,もしこのようなタイプの事件が発生すると,最悪の場合には利用者全員が被害者となり得るという事例の一つだと言える。

このようなRFIDタグから生ずるプライバシー侵害事例の1つのパターンが「集中化」という要因にあることについては,夏井高人監修『ITビジネス法入門』(Tac出版)第4章を参照されたい。

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