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2010年11月11日 (木曜日)

人工眼

微細なセンサー等を組み合わせて構築された人工眼が実用段階に入ってきたようだ。下記の記事が出ている。

 最新式「人工眼」が成功、歩き回るほどにも視力回復
 AFP: 2010年11月11日
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2774385/6435677

非常に近い将来,脱着可能な人工眼が安価に製造される日が来るだろう。

そうなると,虹彩認証はほとんど反故になる。

他の生体認証技術もそうなるかもしれない。例えば,顔の前面をそっくり全部交換できる技術,腕や脚をまるふごと交換できる技術などが開発される可能性がある。

つまり,人間がどんどんアンドロイド化していくことになるわけだが,そうなると,生体認証要素が交換可能な要素となってしまうので,個体識別機能を喪失してしまうことになるのだ。

ますますもって「個人とは何か?」という基本問題をきちんと考えなければならない時代に入ったと言える。


[追記:2010年12月5日]

関連記事を追加する。

 電極装着し視覚回復 失明患者、指で光追う国内初、大阪大
 産経ニュース: 2010.12.5
 http://sankei.jp.msn.com/science/science/101205/scn1012051411002-n1.htm

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