総務省:「住民基本台帳カードの交付等における本人確認の徹底等について(通知)」の発出
住民基本台帳カードの交付に際して本人確認のために提出が求められる身分証明書として偽造自動車運転免許証が提出される事例が増加しているとのことで,そのような事態を受けて取扱いを厳重にするように通知が発せられたようだ。
「住民基本台帳カードの交付等における本人確認の徹底等について(通知)」の発出
総務省: 2010年11月26日
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei02_01000005.html
しかし,どこか間が抜けている。
そもそも自動車運転免許証の発行の際の本人確認が何によってなされているのかをきちんと理解すれば,ほとんど全面的に砂上楼閣であることがすぐに理解できる。実は,確実な「本人」など最初からどこにも存在しないのだ。
存在しないことを前提とした法制度の変更が必要であり,その法制度の変更の中には民法の大部分の変更(改正)も含まれる。
この点について,会員制サイトの登録会員に対しては,ニューズレター(テスト版)の中で本質的な問題として何を考えなければならないかを示唆し,かつ,会員連絡用ブログの中でその解題を示しておいた。
なお,その解決策は存在しないわけではない。解決策等の教示等のサービスは,すべからく特別会員だけに提供することにする。
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