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2010年11月 5日 (金曜日)

EU:プライバシー保護を強化する方針

下記の記事が出ている。

 EU Seeks Tougher Online Code in Bid to Safeguard Private Data
 Wall Street Journal: November 5, 2010
 http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704805204575594423931135084.html

 「忘れ去られる権利」確立を=EU、ネットの個人情報保護強化へ
 asahi.com: 2010年11月5日
 http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201011050005.html

「忘れ去られる権利」ということだが,これは,私が1997年に刊行した『ネットワーク社会の文化と法』(日本評論社)の中で提唱している「デジタル情報化されない権利」の一種であると理解することができる。

私は,1997年からずっと主張し続けてきたのだが,なかなか賛同者が増えなかった。

あまりにも当たり前すぎる権利なのに,それを権利として認識できないところをみると,「世界には頭の悪い人か嘘つきしかいないのではないか」と人間不信になりがちだった(←誤解を招かないように付言しておくと,私は頭の良い人間ではない。むしろ,並の人間または平凡な人間に属する。しかし,そのような私でさえ30秒もあれば気づくことに気づくことができないとすれば,それは相当頭が悪いと判定して差し支えないということになる。)。しかし,それでも,1997年以降10年以上もの長い間にわたり非常に問題となる事例が蓄積され,更に人権侵害的なサービスやビジネスが横行している現状を目の当たりにすれば,どんなに頭が悪い人でも「これは問題だ」と気づきはじめたということなのだろう。

私が提唱している理論はいくつもある。いずれも圧倒的に正しいので既に通説になっているか,今後通説になる理論ばかりなのだが,想像力や洞察力の乏しい者には少しも理解できないことが多いということのようだ。

残念なことだが,時間の経過を待ち,何万人もの犠牲者が現実に蓄積するのを待つしかない。

最初から私の理論に従った行動をとっていれば,犠牲者を出さなくてもすむものを・・・

なお,現時点での提案は,「自己情報コントロール権」なるまやかしの理論を廃棄することだ。このことは,夏井高人監修『ITビジネス法入門』(Tac出版)の中でも触れられている。

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