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2010年11月28日 (日曜日)

パーソナルクラウドの提案

ある大手電気会社に提案してからだいぶ経つ。うんともすんとも言ってこないので,アイデアを公開することにする。これによってアイデアそれ自体は公知となる。ただし,システムアーキテクチャや実施例についてはまだ公開しない。

そのアイデアとは,パーソナルクラクドだ。

仮想化技術は,パブリックに利用されるサーバ側での応用とすると弊害が多過ぎる。むしろ,個人ユーザ用のパーソナルクラウドとしての利用のほうが本来の目的を達することができるだろう。

仮想OSは,既に多くのOSにおいて実装されており,Macにおける仮想OSがその中でも特に有名かもしれない。

また,IPアドレスとの関係ではプロキシサーバがあり,かなり多数利用されている。

私のアイデアは,物理マシンとは関係なしに,仮想マシンを複数生成し,外側からはその仮想マシンのどれかしか見えないし,アクセスできないようにするというアイデアだ。

仮想マシンなので,仮に攻撃を受けても破壊されるのは仮想部分だけであり,物理マシンではない。そのため,何度攻撃を受けてもすぐに修復することができる。

また,不必要なデータは仮想マシンに格納しないようにしておけば,プライバシー保護のためのPETs(Privacy Enhancing Technologies)の一種として使うこともできる。

加えて,ログオフするたびに仮想マシンを全て消去するような仕組みにしておけば,cookieなどによる追跡を一切ブロックすることができる。

このように,個人を守るという観点からは,現在利用可能な技術の中でパーソナルクラウドこそが最適解だと言える。

以上はパブリックなアイデアなので,どの企業が応用しても問題はない。なお,この愛出だだけでは特許を成立させることができない。特許が成立するためには,アーキテクチャを具体的に確定し,実施例を考えなければならない。

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