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2010年11月26日 (金曜日)

Mafiaboyを名乗るハッカーが,トロントで開催された会議において,クラウドコンピューティングが極めて脆弱でありかつてないほどの被害を発生させ得ると講演

下記の記事が出ている。

 Mafiaboy sees cloud computung vulnerability
 Network World: November 24, 2010
 http://www.networkworld.com/news/2010/112410-mafiaboy-sees-cloud-computung.html

このハッカーが優秀だからそのように思うことが可能なのではない。

私のような凡庸な者でさえ,1分も考えれば何が最も根源的な脆弱性要素であるかをすぐにみつけることができる。

それは,「パブリッククラウドだからだ」ということに尽きる。

この点に関しては,昨年の情報ネットワーク法学会で研究報告をしたし,その報告内容は,夏井高人「クラウドコンピューティングサービスと営業秘密の保護」情報ネットワークローレビュー第9巻第1号93~101頁として出版されている。また,夏井高人監修『ITビジネス法入門』(Tac出版)302頁以下でも簡単に触れてある(同書第4章中のこの部分は,私が監修者として補筆した。)。


[このブログ内の関連記事]

 クラウドコンピューティングサービスと営業秘密の保護
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-fccf.html

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