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2010年10月25日 (月曜日)

TVかPCかを論ずるのは愚問

下記の記事が出ている。

 これはTVかPCか ソニー、ネットTVを日本投入へ
 産経ニュース: 2010.10.22
 http://sankei.jp.msn.com/economy/business/101022/biz1010220142001-n2.htm

利用者に関心があるのは,要するにコンテンツだ。どこの放送局であるか,誰がスポンサーであるか,どのようなキャスターや司会者やアナウンサーが出ているかといった事柄はほとんど関係がない。

電波を用いた放送の場合,非常に特殊な装置が必要だった。それがテレビアンテナとテレビ受像機だった。

現在,全く同じコンテンツをより高品質かつ双方向通信可能な状態で提供可能なチャネルとしてインターネット(ブロードバンド)が存在している。そこでは,非常に特殊な装置であるテレビアンテナとテレビ受像機は必要なく,汎用品であるPCやスマートフォン等があれば足りることになる。

通信経路の特徴だけで他の通信と識別される「放送」というものは,内容面では何らの特徴も有していない。差分は,単に通信経路である電波というものがもつ物理的特性だけだ。

だから,テレビの時代は終わる。

そして,法律論としての「通信と放送の融合」なるものが最初から存在しない幻影のようなものだという当たり前のことが誰の目にも明らかとなるのだ。

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