太陽光発電を進めるための障害は政府の態度の変化
下記の記事が出ている。
Solar Power Projects Face Potential Hurdles
New York Times: October 28, 2010
http://www.nytimes.com/2010/10/29/business/energy-environment/29solar.html
どんなビジネスでもインセンティブがなければ投資が生じない。減税でも補助金でも何でも良いのだが,政府からの支援策が長期間継続するという見込みがたたない場合,長期間の投資の継続を要するビジネスには誰も投資しないだろうということが指摘されている。当然のことかもしれない。
さて,日本では,何でもかんでもどんどん仕分けされてしまっているのだが,本当にそれでよいのだろうか?
権力欲だけは人一倍旺盛だがその実本当のことを何も知らない者の浅知恵だけで仕分けされてしまうようなことがもしあれば,それが一番困る。
最も大事な研究や開発には,一見無駄金のように見えるかもしれない長期間の投資の継続が必要であり,それによって研究や開発に必要な人材を安定して食わせていく必要がある。そうでなければ真に大事な研究や開発を期待することはできない。
短期間の投資で最大限の利益を得ることができればそれは理想の一つだろうと思う。しかし,現実はそんなに甘いものじゃない。
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