クラウドベースのofficeに対するシニカルな見方
下記の記事が出ている。
The Office: Who Needs It?
dark READING: 10 20, 2010
http://www.darkreading.com/vulnerability_management/security/management/showArticle.jhtml?articleID=227900438
この記事をOfficeだけに限定された問題だとして理解する者は,自分の理解度が相当低いと自覚したほうが良いだろう。要するに,パブリッククラウドベースで提供されるアプリケーションすべてに関係する問題点と懸念がこの記事には示されているものとして一般化・抽象化して理解しなければならない。
プライベートクラウドベースでアプリケーションが提供される場合には,情報セキュリティという観点では当該システムの保有者の統制が貫徹可能なので比較的問題が少ないかもしれない。ただし,トラフィックの問題は依然として残る。現実にそのようなアプリケーションを利用してみているが,かなり不満がある。イライラ感が増殖すると,仕事を遂行する上でも相当のマイナス効果があるのではないかと思う。つまり,プライベートクラウド環境では,トラフィックに全く問題がないように物理的システム構築をしなければならないという問題があり,そのためのコストを惜しむと,逆に生産性が著しく低下してしまう危険性があるということを認識すべきだろう。
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