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2010年10月28日 (木曜日)

GoogleストリートビューカーによるWifi無線通信傍受に関する米国連邦政府の調査は終了したが

連邦のFTCは,Googleに対し,プライバシー保護上の重大な問題があることを指摘し,改善命令を出したようだ。そして,米国の30ほどの州による調査は継続されており,また,欧州各国での調査も継続中だ。下記の記事が出ている。

 U.S. ends inquiry on Google's Street View cars
 REUTERS: Oct 27, 2010
 http://www.reuters.com/article/idUSTRE69Q3X720101027

GoogleがNSAと密接な関係にあるだろうということは従来から指摘されていることであり,その関連で,米国のプライバシー保護団体等から連邦政府に対して情報開示請求もなされている。真偽のほどはよくわからないけれども,もし仮にそうだとすれば,連邦政府としてはあまり厳しい処置を講ずることができないという非常にわかりやすい答えとなる。


[追記:2010年10月29日]

関連記事を追加する。

 A Reassured F.T.C. Ends Google Street View Inquiry
 New York Times: October 27, 2010
 http://www.nytimes.com/2010/10/28/technology/28google.html


[このブログ内の関連記事]

 Googleがストリートビューカーによって電子メールやパスワードも集めていたことを認める
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/google-9257.html

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