「SLA」という用語の意味
日本では,SLAという用語がService Level Agreementの略称として用いられている。JEITAからガイドラインが出されており,日本ではほぼ定着した用語だと言ってよいだろう。
しかし,英語圏では,Service Legal Agreementという意味でSLAという語が用いられることがある。
もちろん,英語圏でも,Service Level Agreementという意味でSLAが用いられることがあるから,2つの異なる意味のSLAが共存しているといったほうがよいかもしれない。
このような例は他にもいくらでもあるので特に珍しいものではない。
しかし,識別が必要だ。
口頭での会話の場合には,SLAをどの意味で用いているのかを確認した上で会話を進めないと相互に誤解が生ずることがある。
文書の場合には,当該文書の冒頭で,どちらの意味でSLAを用いているのかを明確に定義する必要がある。
このような観点から考えた場合,日本で出版されているSLA(Service Level Agreement)関連の書籍が失格だということが判明した。
非英語圏なので,それしか意味がないのだろうと勝手に決め込んでしまった結果によるものと推測される。
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