米国:ウィスコンシン州の検察官が・・・
事実とすれば,とんでもない事件だと思う。下記の記事が出ている。
Prosecutor won't resign for 'sext' messages to crime victim
Register: 20 September 2010
http://www.theregister.co.uk/2010/09/20/prosecutor_racy_text_messages/
なお,日本では,裁判官及び検察官ともに,類似の事件が発生したことがある。いずれも退官して終わっている。
[追記:2010年9月22日]
この記事を書いてから帰宅したところ,日本の検察特捜部検事が証拠である電磁的記録の改変をしていたというとんでもない事件が発覚したことが報道されていた。
このところ,特捜部が手がけた重大事件の無罪率が非常に高い。裁判官及び検察審査会は,原則として,冤罪であるという推定からものごとを判断しなければならない。これは,過激な意見なのではなく,「無罪の推定」が憲法及び刑事訴訟法の基本原則なので,その基本原則どおりにものごとを判断するということに過ぎない。また,マスコミも,検察庁の広報だけを頼りに犯罪報道をするのはもうやめにしないと駄目だ。冤罪事件であるのに悪質な重大犯罪として報道し続け名誉毀損により損害賠償責任を負うことになる状態を自らどんどんつくりだしている(過失でも不法行為責任が生ずる。マスコミはプロなので,より厳しい注意義務がある。)。
検察庁における明確な人事刷新なしには,国民が納得することはない。
| 固定リンク
コメント