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2010年9月30日 (木曜日)

電子ブックが未成年者の読書量を増加させるとの調査結果

電子ブック関連企業のエージェントによるキャンペーン的な調査結果かもしれないので鵜呑みにはできないが,下記の記事が出ている。

 E-books may spur more kids to read-study
 REUTERS: Sep 29, 2010
 http://www.reuters.com/article/idUSTRE68S4CU20100929

未成年者だけではなく成人においても読書量が圧倒的に不足していることは事実だと思われる。

大学で授業をしていても,本来高校生までに読み終わっているはずの書籍をぜんぜん読んでいない学生が大勢いる。決して読む時間がないわけではないだろうと思うのだが,結果としてそうなってしまっている。

電子ブックがそのような状況を改善するための鍵となるかどうかはわからない。

ただ,幾つか言えることはあるだろうと思う。

1つは,速度だ。物体としての書物を入手できるまで待つ楽しみなどというのどかな気分は現在では消滅している。誰も彼もが瞬時にして結果を手にすることを望んでいる。電子書籍がそれを可能にするものであることは間違いない。

もう1つは,価格だ。物体としての書籍の製造にはそれなりのコストがかかるし物流経費もかかる。しかし,電子書籍では,そのコストを大幅に低減できる可能性が高い。安価に提供される電子書籍であれば,これまで手を出さなかった層が購入しようと考えるかもしれない。

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