二者択一(Yes/No)ではない見込みの分量を計算を実行する演算用チップが開発される
下記の記事が出ている。
A Chip That Digests Data and Calculates the Odds
New York Times: August 17, 2010
http://www.nytimes.com/2010/08/18/technology/18chip.html
現時点では,ソフトウェア(アプリケーション)によって個別に同様の計算が実行されていることがある。この場合,計算のアルゴリズムは,ソフトウェアによって異なり,比較的複雑なものとなっている。その計算のアルゴリズムを一般化してチップ内の素子にまとめたものだろうと推定される。
かつて流行ったファジー計算機やファジー演算チップと似たような発想のものかもしれない。
一般に二者択一でない結論は「アバウト」だと言われる。現実の社会では,ほとんどの事象が確率論の一種に過ぎないので,本当はかなりアバウトだ。しかし,日本のマスコミ等が単純な二者択一を好むせいかどうか,日本人の中には単純脳の人間が増えてしまっているように思う。世の中,本当は,そんなにはっきりしているわけではないし,明確でもないし,単純でもない。
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