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2010年8月29日 (日曜日)

VISAの支払用カードによる決済情報のトークン化(Tokenization)運用ガイドに関する議論

下記の記事が出ている。

 Four Best Practices For Tokenization
 dark READING: 8 27, 2010
 http://www.darkreading.com/database_security/security/app-security/showArticle.jhtml?articleID=227100131

何かクレジットカード関係の専門家だけの問題のように思われるかもしれないが,そうではない。刑法の教授であれば,日常的にこの種の文献を読みこなしているのでないと,現代社会ではほとんど通用しないと断言してよいだろう。

なお,VISAの運用ガイドは,下記のところで公表されている。

 Visa Best Practices for Tokenization Version 1.0
 VISA: 14 July 2010
 http://usa.visa.com/download/merchants/tokenization_best_practices.pdf

ちなみに,トークン(Token)の概念を含め,現在の電子商取引等で用いられる基本概念をコンパクトに説明した書籍というものがあまりないのも事実だ。そもそも基礎ができていないと,本当は何も理解できていないという可能性はある。このことは,法学関係の人間だけではなく,仕事としてアプリケーションやソリューションをl売っている企業マンでもそうであることがあるから恐ろしい。私は,学生に対しては,古い本だけれども,長尾真『人工知能と人間』(岩波新書,1992)をとりあえず読んでみるように勧めている。今読んでも良い本だと思う。

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