インド:SkypeとGoogleに対しても暗号通信への政府のアクセスを要求するかもしれない
インド政府は,テロ対策のために必要であるとして,BlackBerryに対し暗号通信にインド政府がアクセスできるようにすることを要求している。同様に,SkypeやGoogleに対しても要求する可能性が出てきた。下記の記事が出ている。
Govt may ask Google, Skype to provide security access
Economic Times: 17 Aug, 2010
http://economictimes.indiatimes.com/infotech/internet/Govt-may-ask-Google-Skype-to-provide-security-access/articleshow/6320669.cms
この要求を呑むか,インドでのビジネスから撤退するかのいずれかの選択を迫られることになるだろう。
米国の場合,超高性能システムによって諜報機関がどんな暗号文でも解読できてしまうらしいのだが,米国内のことであれば米国の国家主権の範囲内のことになる。しかし,外国政府の場合,暗号解読に必要な技術やノウハウがなかったとしても,暗号文を解読できるよにするための政治的要求をすれば解読できるようになるとすれば,非常に多くの国で同様の措置がとられることになるだろう。
つまり,現時点では,暗号化は,セキュリティのための有用な技術であるとはいえない状態になってしまっているかもしれない。どんなに暗号技術が優れていたとしても,政治的要求として暗号文を読めるようにすることが要求可能であるところでは,暗号化それ自体が全く意味をなさなくなってしまうのだ。
別の道を探す必要がある。
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