« 英国:iTunesなどに自作の有料音楽コンテンツをアップロードし購買させる方法でクレジットカード情報を盗み取り,偽造カード等で利益をあげていた者ら12名が起訴された | トップページ | パブリッククラウド上でのデータ消失事故等の法的責任を負うのは誰か? »

2010年8月22日 (日曜日)

インド:SkypeとGoogleに対しても暗号通信への政府のアクセスを要求するかもしれない

インド政府は,テロ対策のために必要であるとして,BlackBerryに対し暗号通信にインド政府がアクセスできるようにすることを要求している。同様に,SkypeやGoogleに対しても要求する可能性が出てきた。下記の記事が出ている。

 Govt may ask Google, Skype to provide security access
 Economic Times: 17 Aug, 2010
 http://economictimes.indiatimes.com/infotech/internet/Govt-may-ask-Google-Skype-to-provide-security-access/articleshow/6320669.cms

この要求を呑むか,インドでのビジネスから撤退するかのいずれかの選択を迫られることになるだろう。

米国の場合,超高性能システムによって諜報機関がどんな暗号文でも解読できてしまうらしいのだが,米国内のことであれば米国の国家主権の範囲内のことになる。しかし,外国政府の場合,暗号解読に必要な技術やノウハウがなかったとしても,暗号文を解読できるよにするための政治的要求をすれば解読できるようになるとすれば,非常に多くの国で同様の措置がとられることになるだろう。

つまり,現時点では,暗号化は,セキュリティのための有用な技術であるとはいえない状態になってしまっているかもしれない。どんなに暗号技術が優れていたとしても,政治的要求として暗号文を読めるようにすることが要求可能であるところでは,暗号化それ自体が全く意味をなさなくなってしまうのだ。

別の道を探す必要がある。

|

« 英国:iTunesなどに自作の有料音楽コンテンツをアップロードし購買させる方法でクレジットカード情報を盗み取り,偽造カード等で利益をあげていた者ら12名が起訴された | トップページ | パブリッククラウド上でのデータ消失事故等の法的責任を負うのは誰か? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 英国:iTunesなどに自作の有料音楽コンテンツをアップロードし購買させる方法でクレジットカード情報を盗み取り,偽造カード等で利益をあげていた者ら12名が起訴された | トップページ | パブリッククラウド上でのデータ消失事故等の法的責任を負うのは誰か? »