クラウドコンピューティングに興味のある企業は,パブリックではなくプライベートに興味があるのではないかという見解
下記の論説が出ている。
Enterprises' love/hate cloud relationship foretells unhappy results
Cloud Computing: August 03, 2010
http://www.infoworld.com/d/cloud-computing/enterprises-lovehate-cloud-relationship-foretells-unhappy-results-447
日本では,IPCCの場合と同様,何か歪められたかたちで報道されてきたのではないかと思う。誰もパブリッククラウドを待望なんかしていない。
さて,プライベートクラウドであれば,利用者が全ての統制を持ち得るわけだから,統制上の矛盾は生じないことになる。
ただし,メインフレームを運用する場合と同様に,それなりに高度な能力をもったエンジニアを確保しないと駄目だ。つまりコスト削減効果が出ないか,または逆に高コストとなることはあり得る。
また,トラフィックの問題に苦しみ続けることになることには留意すべきだろう。何しろ,クライアントの側にはアプリケーションが存在しないので一斉にアクセスが集中し,処理が大幅に渋滞してしまうことがあり得る。
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