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2010年8月 7日 (土曜日)

米国:クレジットカード機能のある携帯電話の安全性に対する懸念

スマートフォンに内蔵されるRFIDチップなどがコンピュータウイルスに汚染される危険性があることなどが指摘されているようだ。下記の記事が出ている。

 AT&T and Verizon push for smartphones to replace debit and credit cards
 exmaniner: August 2, 2010
 http://www.examiner.com/x-38819-Dallas-Web-20-Examiner~y2010m8d2-ATT-and-Verizon-push-for-smartphones-to-replace-debit-and-credit-cards

日本でもクレジットカード機能のある携帯電話があるが,利用者の懸念は払拭されていないと思われる。

なお,法解釈論上の問題点として,携帯電話やスマートフォンがクレジット決済機能をもっていても,それは支払用カードではないので,刑法に規定する支払用カードに関する罪がすべて成立しないことになると思われる。

おそらく,これまでの刑法学者にすべての責任がある。

クレジットカード犯罪を含む電子決済がらみの犯罪については,文書偽造の一種としてとらえる旧来の考え方をすべて放棄すべきだ。あくまでも電子決済及びそのために用いられる情報やシステムに対する犯罪として,刑法の構成そのものを変更するような根本的な考え方の組み立てなおしを要する。

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