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2010年8月 4日 (水曜日)

野良AP

下記の記事が出ている。

 10代のネット利用を追う
 Internet Watch: 2010/7/30
 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/teens/20100730_383520.html

このような事態は「想定外だった」と弁解する者もあるかもしれない。

***

以下の記述は,あくまでも一般論であり,上記の記事とは関係がない。

一般に,「想定外だった」と弁解する者が本当に想定できなかったとすれば「無能者です」と自白しているのに過ぎないことがある。

とりわけ,私のように凡庸未満の低能力者でさえとっくの昔に予見または想定し,問題点を明確に指摘してきた事柄についてはそうだ。

このブログで指摘している問題点は,基本点にすべてそうだ。

要するに,「現に予見していたかどうか」が問題なのではなく,「予見可能であったかどうか」,「予見すべきであったかどうか」が問題なのだということを明確に自覚しなければならない。予見し想定する能力が重要なのであって,現に予見しているかどうかではない。

しかし,私が提供する見解に対しては,とにかく反対意見や批判が少なくない。

それでもなお,(反対論者を含め)世間の誰かに対して,未来のある時点で,「予見できなかった」と主張されないために,あえて厳しいことを書き続けている。私が指摘する問題点については,このブログの記事として公表された後の時点では,常に予見可能性があるものとして扱われなければならない。このブログの記事数は既に2600件を超過しており,いわば「予見可能性データベース」としての機能を果たし始めている。

そして,どんなに批判されようとも,私見の大半について,その後,正しい見解であったことが事実によって証明されている。

ところが,私見が正しかったと証明された後の時点では,大概の反対論者が「いや,自分も昔からそう言ってた」と嘘をつくのが通例だ。現実に,これまで何万回もそのような経験をしてきた。

私は,そのような主体性のない者を非難・批判しようとは思わない。そのようにするしか生きる方法を知らない人々なのだろうから,むしろ憐憫や哀れみの情さえ覚える。

そして,黙って,厳格に選別し続ける。

選別の結果,真に信頼するに足りる人材が極めて少ないという事実を思い知らされる毎日なのだが,それでもかまわない。

期待ではなく,(予見や推論の能力の有無を含め)事実を知ることが大事だ。これからも事実を直視し続ける。

そして,その「とき」がきたら,このようにして厳しく選別したあとに残された人々,すなわち,精選された「真に信頼に値する人たち」とだけ一緒に大事な仕事をすることとしたい。また,私が究極まで弱りきっている状況にあっても支援してくださった方々に対する恩義は死ぬまで決して忘れない。いつか必ず恩返しをする。

人には誰にでも間違いや失敗はある。もちろん,この私にも間違いや失敗はいくらでもある。だから,そのことを責める気は全くない。

しかし,どんなに立派な経歴と肩書きをもち,素晴らしい頭脳をもっていたとしても,虚栄心と自己保身と嘘だけで構成された者はごめんだ。心が腐っている。

もし間違いや失敗があったときは,正直にその事実を認め,素直に反省し,陳謝し,そして,改善のための自己研鑽を積むべきだろう。

なお,現実には,どんなことがあっても「謝る」という行動をとることのできない精神的欠陥を有する者が結構たくさん存在する。その事実に驚かされることは,決して珍しいことではない。かつては怒りを覚えたこともある。しかし,最近では冷静に「情緒障害の一種」なのだろうと理解するようにしている。

世の経営者諸氏は,もし「謝ること」のできない部下や従業員を発見したときは,勤務態度の問題や性格の問題としてではなく,情緒障害の一種である可能性を疑い,従業員に対する健康管理という側面から適切に対応したほうがベターだと考える。

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