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2010年7月24日 (土曜日)

神奈川:青少年の性犯罪が増加-ネット上の過激サイトの影響との見解

下記の記事が出ている。

 性犯罪事件で青少年が加害者となるケース急増、ネットの過激な性情報が影響か/神奈川県内
 カナロコ: 2010年7月23日
 http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1007230009/

因果関係の説明が若干ラフ過ぎるのではないかという気もしないわけではないが,それにしても,(私が知っている限りでも)商業目的での過激な性的描写を含むサイトが多数存在していることは事実だと思う。

表現の自由があるので,そのようなサイトを一律に取り締まれとは言わないし,現実問題として,その種のサイトの大半は性描写の公衆送信が自由である国にサーバを置いており,日本国の刑法を適用できない場合が圧倒的に多い。ポルノサイトの経営者は,これまでの日本の裁判例を実によく研究しており,絶対に検挙されないようにありとあらゆることを考えた上でサーバを運営しているようだ。

しかし,本来,そういう類のものはこっそりと読んで楽しむ隠微な喜びの一種として理解されてきたものだと思う。少なくとも,私が若いころにはそうだった。それが,インターネットの普及と共に,ネット上ではオープンなものとして定着してしまったという経緯がある。

かつて「性の開放」を強く主張していた人々は,現時点では既にかなりの老齢に達してしまっているのだけれど,そのような人々であっても単純には賛同し難いだろうと推定される状態になっていることは否定できない。

以下はあくまでも一般論。

自由は自由でよろしい。

ただし,その自由の副作用を考えないでなされる行為は,その副作用による被害について責任を負うことがある。

要するに,この世に完全な自由などどこにも存在しない。

ちなみに,自由と言えば,どのような文学作品を書いても基本的には自由なのだが,その副作用のようなものを作家自身が味わうことになってしまった事件が発生したようだ。鬼畜文学で知られる村崎百郎氏(本名黒田一郎氏)が精神的に不安定な者によって殺されたようだ。動機について,その容疑者は,村崎氏の鬼畜小説によって人生を狂わされたことをうらんでいたと述べているらしい。

 作家村崎さん刺され死亡 殺害容疑で読者の男逮捕
 共同通信: 2010/07/24
 http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010072301001112.html

私は,村崎氏の作品をただの一作も読んだことがない。ちっとも興味を惹かないからだ。

そこで,少し検索してみて,どんな傾向の作品を書いていたのかを調べてみた。あるサイトと出遭った。ただし,このサイトは,ノートンのセキュリティソフトによって危険なサイトとして処理されるサイトなので,アクセスすることをお勧めしない。

 村崎百郎非公認ホームページ
 http://ruffnex.oc.to/100/

ほかにもいろいろあったので読んでみた。

ちょっと考えたのだが,いまどき純愛小説など書いてみても,よほど何らかの特殊なプロモーションでもやらない限り,ちっとも売れないだろうと思う。

これまでの人生で,私は様々な人と出遭ったが,純粋な心というものを理解する能力に欠けている人があまりにも多かったように思う。東京のような大都会という環境では,人は純粋に生きることができないのだろう。また,頭の良い人でも,自分で理解できるパターンに簡単にあてはめて結論を出す訓練しかしていない場合には,誤認があまりにも多過ぎる。いやというほどそのような経験をしたことがある。そういう人は,本当は脳の演算能力が優れているとは言えないのだ。そして,見る人はちゃんと見ているので,その手の表見的秀才タイプの人で大成した者はあまりいない。つまり,もともと大人物になるための重要な資質の中の幾つかに欠けているのだろうと思う。

ともあれ,そのような時代なものだから,仮に純粋な人間が存在しているとしても,誰も彼/彼女の純粋さを理解することができず,全く別の精神作用が存在するものと推定してしまうのが普通だ。要するに,事実を直視しようとしない。思い込みだけで即断して済ませてしまう。カップラーメンのように簡単すぎる世界。とことん腐った時代だと思う。

さて,村崎氏は,時代が異なっていれば,もしかすると純愛小説を書いていたかもしれないと思いたい部分はある。現代ではそんなもので飯を食うことはできないので,過激なものを書くしかなかったのかもしれないとも思いたい。だが,事実は,どうやらそうでもなさそうだ。よくわからない。

そこで,別の角度から考えてみると,鬼畜的な事柄をテーマにすることは,もしかするとある種の純粋さの表れかもしれないとも考えられる。しかし,これまたよくわからない。

なかなか難しい。

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