総務省:ブロードバンドサービスが全国に普及するまでの移行期における基礎的電気通信役務(ユニバーサルサービス)制度の在り方
総務省のサイトで,「光の道」に関する基本政策等が公表されている。
ブロードバンドサービスが全国に普及するまでの移行期における基礎的電気通信役務(ユニバーサルサービス)制度の在り方
総務省: 2010年7月27日
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02kiban03_02000038.html
現時点では,光ケーブルを全国に網羅的に敷設し,全国一律に高速度ネットワークサービスの提供を受けることができるようにする段階だ。
これはこれで大いに推進してもらいたいものだ。
それと同時に,これまで敷設が終わっている地域についても,多重化のための敷設を推進すべきだろうと思う。
日本は地震国なので,幹線となっているケーブルが駄目になるとその被害はとてつもなく甚大なものとなる恐れがある。したがって,あるノードとノードとの間を結ぶ光ケーブルは,別の経路で多重化される必要がある。特に通信量の多い地域ではそうだ。これによって,どれか一つのケーブルがたまたま活断層上にあって断線してしまったとしても,別のケーブルによって最低限の通信経路を確保することができる。
このことは,核兵器による電磁波障害対策としても有効なのではないかと思われる。
日本人の大半は平和ボケしてしまっているし,あるべき理想状態(当為)と現実の世界の状況(事実)とを峻別できない頭でっかちの者ばかり大量生産してしまったものだから,事実を踏まえた提言をしてもなかなか受け入れられることがないが,それでも事実を事実として直視し,最も合理的で妥当と思われる対応策を模索し続けるのでなければならない。
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