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2010年6月21日 (月曜日)

やはり重要な業務をパブリッククラウドで処理してはならないという当然の結論

そろそろ議論が収束してきたかもしれない。下記の記事が出ている。

 How to protect your secrets
 Guardian: 21 June 2010
 http://www.guardian.co.uk/cloud-computing/how-to-protect-your-secrets

要約すると,次のようになる。

1)倒産しても社会に何らの影響も与えないような小さな企業で,かつ,情報セキュリティなどぜんぜんない企業であれば,企業経営のコアの部分(統制)をクラウドプロバイダに奪われるとしても,自前でやらせておくよりは少しマシかもしれない。

2)重要なデータや機密性の高いデータの保存や処理をパブリッククラウドにまかせてしまうことは非常に危険だ。絶対にしてはならない。

つまり,3流以下の駄目企業だと自負する企業であれば,パブリッククラウドの利用により何か問題が発生するかもしれないけれど,仮に利用しないとしてもどっちみちそうなってしまうのだろうから,パブリッククラウドに任せても何も変わりがないという意味で,最初から問題にしようがないのかもしれない。所詮,駄目企業は駄目企業だ。

そして,その逆もまたしかりということになるのだろう。

ちなみに,パブリッククラウドを使えば「コスト削減」になるとしばしば言われる。私見によれば,そんなことはないと思うのだが,世間一般ではそのように信じられている。けれども,ほんのちょっと前までは,コスト削減による利益増加により世界中で絶賛されていたBPの経営者は,いまやまさに無茶なコスト削減こそが原油採掘施設の事故を招いたのだと世界中の人々が信ずるようになっているし,そのためにごうごうたる非難を浴びるような結果となっている。

本来,重要な施設・設備だけではなく,重要なデータの管理・処理についても,コスト削減を最上位の価値観としてとらえてはならないのだ。

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