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2010年6月11日 (金曜日)

グローバルシンポジウム2010における講演

IPAの「グローバルシンポジウム2010」というイベントが開催された。その中で行われた講演の要旨が報道されていたので,紹介する。

 凶悪化するサイバー犯罪、セキュリティ業界は対策を模索
 IT Media: 2010年06月10日
 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1006/10/news008.html

 IPAグローバルシンポジウム2010
 http://www.ipa.go.jp/event/globalsympo2010/index.html

この講演内容は,特に珍しくもない普通のレベルのものなので,コメントはしない。

問題は,このようにセキュリティ上の問題が深刻化するような社会をもたらしたのは,講演者自身が所属するIT企業だという自己批判が全くないことだ。「電子化しなくても別に困らないものまで何でもかんでも電子化を推進してきたのは,そして,その結果として,様々なサイバー犯罪のための温床を構築する結果をもたらしてきてしまったのは,あなた方ではないですか?」と言いたい。

私は,大学教授に転身して最初に書いた著書から一貫して,「デジタル情報化されない権利」を主張し続けている。

難解だと評論する人もいるけれども,要するに,「IT社会に帰属しなければ,そのリスクとも無関係だ」という小学生でも理解可能な単純なことしか主張していないつもりだ。

もちろん,非現実的だとの批判もある。

しかし,そのような批判の多くは,とるに足らないものだと割り切ることにしている。

そして,私自身は,仕事と関係のないときは,ネットと切り離された状態で,庭の草いじりをしながら,何も資料を使うことなく,自分の頭だけで深い思索を重ねている。

それは,もっとも自由な空間だ。

可能な限り電子機器とは無縁な状態を構築すること。それが,最も効果的な対処であるこを否定できる者はないだろう。

もっとも,麻薬汚染のように電子技術にずっぽりとはまりこんでしまっている者にとっては,私見は「クレイジーそのもの」ということになるだろう。

そういう人は,好きなように生きればよい。それはそれで自由だ。そして,死ぬまで神経をすり減らし続ける倒錯的な快感におぼれ続ければよいのだ。

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