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2010年5月13日 (木曜日)

米国:ニューハンプシャー州裁判所が,ネット上の言論の自由に関する注目すべき判決

ネット上に流出した文書などの提供差し止め関係の事件について,日本では言論の自由との関係で議論されることは少ない。そもそも言論の自由に関する判決それ自体が少ない。おそらく,日本には言論の自由がなく,「自分が権力を握るまでは我慢できないことでも我慢し,黙って我慢する」または「沈黙は金」というものが美徳だと考えられており,自由な言論を愛する者を蔑視するといった文化的風土があるのだろうと思う。奴隷であることのみが唯一の「生きる道」であるとは,哀れな国だ。しかも,そのようにして自由な言論という文化がなく,言論のためのトレーニングがなされる機会がないままに育つ者が普通であるので,犯罪として処罰されてしまうような誹謗中傷等に一気にエスカレートしてしまいがちだという病理現象も発生しやすいのではないだろうか?

それはともかくとして,米国で,注目すべき判決がなされたようだ。

 New Hampshire Supreme Court Upholds Free Speech Rights for Online News Sites
 Citizen Media Law Project: May 6th, 2010
 http://www.citmedialaw.org/blog/2010/new-hampshire-supreme-court-upholds-free-speech-rights-online-news-sites

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