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2010年5月 4日 (火曜日)

中国:多数の有害サイトを遮断

下記の記事が出ている。

 China guards against "overseas hostile forces" on Web
 REUTERS: May 3, 2010
 http://www.reuters.com/article/idUSTRE6422VK20100503

あくまでも一般論としての推測に過ぎないが,中国人が知っているインターネットは,我々が認識しているインターネットとは相当異なる世界である可能性がある。

戦前の日本における情報統制と同じで,情報統制の中で暮らす人々は「統制されている」という事実を認識することができない。

例外は,情報将校や特殊警察といった人々だ。例えば,戦前の日本でも,検事局の検察官はマルクス主義の文献など戦前の日本で禁止されていた文献等の大部分に精通していたと言われている。なにしろ,統制の対象となる情報をすべて知っているのでなければ統制しようがない(←若いころに読んだ石川達三の小説の中にそんなくだりがあったことを記憶しているのだが,どの小説のどの部分であったのかは忘れてしまった。(笑))。

このことから推論すると,中国においても,諜報機関員や検事等は,われわれの知っているインターネットとほぼ同じようなインターネットの世界を知っていることになるだろうと思う。

それゆえ,どの国でも,国が傾きかけると,国家元首を見捨ててでも諜報機関員が真っ先に有利な国へと亡命することができるのだろうと想像する。

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