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2010年5月19日 (水曜日)

英国:政府が,Googleに対し,Street Viweの録画中に収集した無線LAN上の個人情報をすべて破棄するように命ずる

当然の命令だと思う。下記の記事が出ている。

 Google told to destroy personal Wi-Fi data as fears grow over online privacy
 Guardian: 18 May 2010
 http://www.guardian.co.uk/technology/2010/may/18/google-destroy-wi-fi-networks

ところで,日本では,主務大臣が個人情報保護の専門家ではない(国務大臣としては,個人情報保護の専門家である必要性がない)ため,問題の重大性を理解するのに何ヶ月も要するだろうし,その間に大臣が交代してしまうかもしれない。

つまり,現行の個人情報保護法を維持する限り,日本人の個人情報が守られる可能性は極めて乏しい。

とことん悲惨な国だ。

私は,現行法の廃止と全面改正を求め続けている。圧倒的に正しい見解であり,これ以外の解決策はない。

[このブログ内の関連記事]

 Googleが無線LANにおける通信履歴等をStreet Viewの画像録画をしながら収集していた問題で,米国とドイツの当局が調査に乗り出す
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/googlelanstreet.html

Googleが,世界各国のプライバシーコミッショナーに対し,Google Buzzにおけるプライバシー保護上の誤りと責任を認める
http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/googlestreet-vi.html

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