« 海外でも自殺サイトが問題化しているらしい | トップページ | 裁判員の許されない発言と裁判長の重大な怠慢 »

2010年5月27日 (木曜日)

英国:FacebookなどのSNSでは,児童が被害者となる犯罪行為が増加すると警察が警告

下記の記事が出ている。

 Police highlight Facebook as e-crime is targeted
 Herald Scotland: 26 May 2010
 http://www.heraldscotland.com/news/crime-courts/police-highlight-facebook-as-e-crime-is-targeted-1.1030470

未成年者をだますことが常に「たやすい行為」であるとは思わないが,児童の年齢によっては簡単に騙せることがあるだろうと思う。

このことは,ネットだからそうだとは言い切れない。現実世界でも類似犯罪が発生し得る場合がある。

したがって,犯罪類型毎にその犯罪の本質をきちんと見極めなければならない。そして,ちゃんと考えた上で対策を講じないと,本当はネットに固有の要素が最も重要ではないのにそのように誤解した対策が実行され,現実世界での同じような犯罪を見逃してしまう危険性がある。

そのような検討をする際には,サイバー犯罪条約で用いられている「コンピュータシステムに固有の犯罪」とコンピュータシステムに固有の犯罪ではないが「コンピュータシステムを悪用した犯罪」という識別基準が有用性を維持しているのではないかと思う。

|

« 海外でも自殺サイトが問題化しているらしい | トップページ | 裁判員の許されない発言と裁判長の重大な怠慢 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 海外でも自殺サイトが問題化しているらしい | トップページ | 裁判員の許されない発言と裁判長の重大な怠慢 »