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2010年5月16日 (日曜日)

警視庁:平成22年のハイテク犯罪対策総合センター相談窓口電話受理状況(4月末累計)

下記の統計結果が公表されている。

 平成22年のハイテク犯罪対策総合センター相談窓口電話受理状況(4月末累計)
 警視庁: 2010年5月14日
 http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/haiteku/haiteku/haiteku1.htm

これによれば,「詐欺・悪質商法に関するもの」と「名誉毀損・誹謗中傷、脅迫、個人情報の流布に関するもの」の合計数が過半数を占めている。

一般市民による警察の窓口での相談案件なので,普通の人が「被害」を認識しやすいものが上位になるのは当然のことだろうと思う。

問題は,普通の人にとって「被害」の発生を認識しにくいもの(例:スパイウェア,ウイルスやワームの感染,自分の個人情報の漏洩など)について,どう対処するかだ。これらについては,被害についての認識があれば相談が発生することがあるけれども,おそらく大多数において被害それ自体に気づいていない。

また,いわゆる「被害者なき犯罪」と呼ばれるタイプの犯罪については,相談窓口で捜査の端緒を得ることが非常に難しい。

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