任天堂のWii用のスーパーマリオブラザーズのソフトをネットに流した24歳の男との間で150万オーストラリアドルの損害賠償金を支払う和解が成立したことについての評価
先月,オーストラリアのブリスベーン在住の24歳の男性が,任天堂Wii用のスーパーマリオブラザーズのソフトをネット上にアップロードし,誰でもダウンロードできるようにしたことが著作権侵害に該当するとして任天堂がこの男性に対して損害賠償金の支払いを求めていた件で,任天堂とこの男性との間で,150万オーストラリアドル(日本円で約1億2000万円)を支払う旨の訴訟外の和解が成立した。
ソフト違法公開で1億円賠償=豪男性が任天堂と和解
時事通信: 2010/02/10
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201002/2010021000074
この和解に関して,下記の記事が出ている。
Australia: Copyright infringement unauthorised Wii games downloads
Nintendo settlement - warning to individuals copyright infringers and pirates
Mondaq: 03 March 2010
http://www.mondaq.com/australia/article.asp?articleid=94552
この記事によれば,任天堂は知的財産権の保護のために非常に厳しい態度を採っていると評価されているようだ。
それにしても,1億2000万円とは驚きの金額だ。個人でそれだけの金額を支払うのは無理ではないかと思う。ちなみに,自己破産しても損害賠償債権については免責されないから,どうやってもこの債務から逃れることができない。
[追記:2010年3月5日]
関連記事を追加する。
The game is up for download pirates
smh.com.au: February 14, 2010
http://www.smh.com.au/technology/technology-news/the-game-is-up-for-download-pirates-20100214-nyq0.html
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