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2010年3月18日 (木曜日)

ネット上の詐欺犯罪者達は,Facebookの利用者を狙っている

利用者数が増えれば,当然のことながら,犯罪者もその利用者をターゲットとして狙うことになる。下記の記事が出ている。

Email scam targets Facebook users: Web security firm
AFP: March 18, 2010
http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5gL2BrrAWE_T2ZXaQ5irS8SJfHyuw

このような現象は,非常に簡単な原理で説明可能だと思われる。

現実世界における詐欺の場合,被害者(ターゲット)となる人はそれぞれ異なる個性と感性と考えをもっている。したがって,詐欺犯は,相手に応じて手口(詐欺文言など)をかえなければならない。そうないと,詐欺が成功しない。

これに対し,SNSなどでは,同一のシステムを利用している利用者はどういつのシステム上の流れに沿ってコンピュータ処理されることになるし,微妙な差異は捨象されてしまうので,詐欺犯としては,使用する手口の種類を大幅に減らすことができ,通常はソフトウェアによる自動的な処理によって詐欺を実行できてしまうことになる。特定の種類の電子メーpるサービスに絞って電子メールによる詐欺を実行しようとする場合が特にそうだ。特定の電子メールサービスに標的を絞ることにより,その電子メールサービスシステムの欠点や脆弱性を徹底的に検討することができ,そして,その弱点をついて詐欺メールを大量送信することができることになる。つまり,現実世界における詐欺と比較すると,かなりの程度まで合理的かつ効率的に詐欺を実行することができす。そして,仮に詐欺の成功率が一定であると仮定した場合,特定のSNSなどのサイトの利用者数が多ければ多いほど,詐欺を成功させることのできる被害者の実数を増加させることができるというわけだ。

このような被害者にならないようにするための方策はないわけではない。

最も簡単な方法は,「流行に乗らない」という方法だ。そして,人気サイトでなければ利用者数も少ないので,詐欺犯の大量処理的加害行為を受ける確率も低下するのではないかと思われる。

一般に,「へそまがり」は,社会生活の中で損をすることが多い。しかし,「へそまがり」であることによるメリットが全くないわけではないということになるだろう。

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