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2010年3月29日 (月曜日)

フランス:リークされたACTA原案に対する批判

下記の記事が出ている。

 Draft of ACTA trade deal leaks
 Washington Post: March 25, 2010
 http://voices.washingtonpost.com/fasterforward/2010/03/draft_of_acta_trade_deal_leaks.html

インターネット上の知的財産権(特許権,商標権,著作権を含む。)に興味のある人は,是非ともこの記事と,この記事からリンクされているコンテンツをお読みいただきたい。近未来のネット上での知的財産権保護の姿を想像することができる。なお,日本に対しても厳しい批判が加えられているようだ(←ただし,日本ではACTAのことが全くと言ってよいほど話題に上らない。マスコミも全然とりあげない。情けない国だ。)。

ここから先はあくまでも一般論なのだが,おそらく,テロリズム対策(情報セキュリティ)と知的財産権保護のために,ネット上では常時詳細な監視が実施されるような世界になっていくことだろう。

ネットがそのような環境になった場合(←きっとそうなるだろうと思うが・・・),プライバシー情報や営業秘密などの機密情報を機密なものとして守りたいと考える人は,決してネットを利用してはならない。そこでは常に「機密ではない」という状況が存在することになるからだ。新しいアイデアもネット上(=データセンターを含む。)に記録・保存してはならない。監視担当者の中にはスパイが必ず混じっているからだ。

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