総務省:クラウドコンピューティング時代のデータセンター活性化策に関する検討会(第4回)配付資料
総務省のサイトで,下記の資料が公開されている。
クラウドコンピューティング時代のデータセンター活性化策に関する検討会(第4回)配付資料
総務省:2010年3月26日
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/26915.html
クラウドコンピューティング時代のデータセンター活性化策に関する検討会 報告書(案)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000059755.pdf
この報告書案に目を通してみると,「日本は世界の最劣等国まで落ちてしまったのだなあ」という感が深まる。
読むべき内容が1行も含まれていない。問題の本質がまったくわかっていない。内容の大半は別の資料やWeb上の記事の受け売り等で満ちており,無内容に近い。法的課題については著作権保護関係の短い記述しかなくしかもその解決策はトンチンカンで荒唐無稽だ。あきれはてる。
一般論だが,良い報告書というもは,ただの1頁だけであっても差し支えないと思っている。その1頁の中に正しい先見が示されていれば,それだけで何兆円分もの価値があるはずだ。ただし,そのような価値ある「1頁」を構成することは決して常人のなし得ることではない。
何千ページもの報告書の作成を求めることも,せっせとそのようなものを作成することも,どちらかというと二流の人々の仕事に属すると思っている。単なる資料整理に過ぎないからだ。
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