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2010年2月 8日 (月曜日)

世界はUnificationへと向かう?

1997年にそれまでの仕事をやめて大学教授になった。授業の教科書が必要になったので急いで書き上げたのが『ネットワーク社会の文化と法』(日本評論社)だった。いま読み返してみると間違いや誤解などもある。しかし,骨格部分においては,現在でもなお維持すべきだと考える理屈を盛り込むことに成功していると思う。それは,21世紀の法の基本原則を描いたものであり,人権との関係では「デジタル情報化されない権利」が最も大事だと主張した。当時,笑いものにしかならなかったけれども,笑っていた評論家もどきのような人々は既にメインステージから消え去り,私の理論の支持者は増えている。正しい理論なので,当然のことだと思っている。また,ネット社会の未来像として,「Unification」という現象が支配的になるという見解を示した。これまた,当時は笑いものにしかならなかった。現在でもそうかもしれない。しかし,私は,これまた圧倒的に正しい見立てだと信じている。そのような兆候が顕著になってきたということを示す記事が出ていた。

 World finally using unified communications
 Register: 7th February 2010
 http://www.theregister.co.uk/2010/02/07/using_uc/

ちなみに,私が想定していた未来社会は,もっと徹底的にunifyされた世界だ。現実に存在している現象は,まだその前兆程度のものに過ぎない。しかし,10年もたたないうちに,あっという間に世界はそのようになってしまうだろう。

目下,私は,誰からも理解してもらえない奇妙な研究に没頭している。普通の人から見れば別の道へと転進したのかと思うかもしれない。しかし,私は,来るべき世界に備えて防御のための基本理論を構築すべく,遠回りしながら研究を続けているだけだ。

これまた理解する人が現れるまでには相当の年月がかかるだろうと想像しているのだけれども,それでもやめる気はない。なぜならば,圧倒的に正しい理論に基づいているからだ。誰も支持してくれなくても,いずれ歴史が証明してくれる。

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