水道供給管理システムなどのインフラシステムがサイバー攻撃の対象となりつつある
人々の生活のためには電力,水道,ガスなどの供給が安定して行われなければならない。今日,これらの社会インフラの多くがコンピュータ制御により管理されている。ところが,このシステム制御が(外部とは遮断された閉鎖的なネットワークではなく)インターネットベース(←スマートグリッドを含む。)で行われるとなると,当然のことながら,サイバー攻撃の対象とされるようになってくる。また,閉鎖的なネットワークによって制御・管理されているシステムにおいても,スパイを含め内部者による攻撃がなされる可能性を常に念頭に置いておかなければならない。そして,とりわけサイバー戦争では,遠隔からの電子的攻撃によって効果的に都市機能や国防機能を麻痺させてしまうことができることになる。今後,これらの分野における物理的及び電子的な防御の予測と適切な対応が真剣に検討されなけれなならないだろう。
Cyber spies and thugs attacking power-water plants
AFP: Jan 28, 2010
http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5j4jfmbuORN3TP93a1bjKbbP5720g
SCADA system, critical infrastructure security lacking, survey finds
SearchSecurity.com: 28 Jan 2010
http://searchsecurity.techtarget.com/news/article/0,289142,sid14_gci1379976,00.html#
[追記:2010年2月12日]
関連記事を追加する。
Critical Infrastructure encounters the most web malware, report
SC Magazine: February 11, 2010
http://www.scmagazineus.com/critical-infrastructure-encounters-the-most-web-malware-report/article/163597/
[このブログ内の関連記事]
スマートグリッドにおける情報セキュリティ上の懸念
http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-ebcd.html
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